皇帝ペンギンのペルペルはパパが大好き!年々、増える観光客をガイドして、
南極大陸中を移動しているパパのエンペラのそばを離れようとしません。
この地球上で最も寒い大地で暮らすペンギンたちは、文字通り身を寄せ合って、
ブリザード吹きすさぶ酷寒を生き抜きます。
ペルペルがまだ卵の中にいた時、パパのエンペラは、ほぼ2ヶ月間、
飲まず食わずでペルペルを暖め続けました。そのころからのペルペルの将来の夢は、
パパといっしょに南極をガイドしながら、この地のすばらしさを世界に伝えていくことです。
神秘的なオーロラや、氷の大地、この南極大陸には人間が永住したことがなく、
いわば手付かずの大自然が残されている貴重な地域なのです。
このたび、動物かんきょう会議のために、生まれてはじめて故郷を離れたペルペル。
何よりもまず、気候のあまりの違いに驚いています。
白一面の氷の大地で目立つ服装を心がけているエンペラ。
お気に入りのネクタイは、口元の色とカラーコーディネイトしています。
世界遺産の街サンクトペテルブルグ、子どものころから美術館や宮殿に
足しげく通って審美眼を鍛えたターニャ。
若いころはオペラ歌手としてマリンスキー劇場の舞台を踏んだこともありましたが、
引退した今は、帝政ロシア時代の絵画や調度品を扱う古美術商をしています。
外国人観光客だけではなく、街の若い人たちにも、古き良き時代のロシアの伝統や
美意識を伝えたいと、ターニャは定期的なアートセミナーをボランティアで開催しています。
オペラ歌手だったターニャは、いつも琥珀や金のアクセサリーで、
ゴージャスに装っています。
川の流れをせき止めてダムを作り、その内部に住みかをつくるビーバーですが、
自らの習性ともいうべき才能をさらに進化させて、
インスタレーションにまで昇華させたのは、アーティストのイーヴァです。
イーヴァが川をせき止めて創った池は、多くの生き物たちに
大きな恩恵をほどこします。イーヴァの池には水草が茂り、水鳥の住み処となります。
数十年の歳月を経て、池には肥沃な土砂が堆積し、草が生茂り、
その草を食べに草食動物が集まってくる。と、こんな感じです。
イーヴァのインスタレーションは、広い空間と長い時間をかけてじっくりと
醸成され変化するアートです。さらに環境にも潤いを与えるので、
エコスタレーションという新しい環境アートの分野の草分けとなっているのです。
夜行性のイーヴァ。手編みのナイトキャップと、
防水加工の動きやすい部屋着がお気に入りです。